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顕微鏡写真ブログ

深度合成について

micrographで公開している顕微鏡写真は、すべて「深度合成」という作業を行っています。

深度合成について簡単に説明させていただきます。

深度合成 = 焦点合成 = フォーカス合成 = フォーカス スタッキング

どれも同じ意味のはず。

 

光学の専門家ではありませんので、浅い内容となります。ごめんなさい。

 

深度とは?

(被写界)深度 = ピントが合う範囲 です。

たとえばスマートフォンのカメラでは基本的に全ての部分でピントが合う(背景はボケているかも)のですが、顕微鏡では合う範囲が非常に狭いです。

そのため、立体的なものを顕微鏡で観察した場合、一部分ずつしかはっきりと見えません。

 

合成前の写真

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シャーペンを観察したときの写真です。

ピントを少しずつずらしながら撮影しています。金属部分はちょっとわかりにくいですが、芯の部分ならわかるかと思います。

  • 芯にピントが合う = 金属部分はボケてしまう
  • 金属にピントが合う = 芯はボケてしまう

ということで、ずらしながら大量の写真を撮影します。

この例は5倍の対物レンズという低い倍率なので10枚程度で済みますが、高倍率だと30〜40枚撮影します。

 

合成方法

高額な顕微鏡だと自動で合成する機能もあったりするようですが、個人で買えるような額ではありません。

手段はいくつかあるようですが、私はAdobe Photoshopを使っています。

詳しくは公式ヘルプをご覧ください。

helpx.adobe.com

 

手順としては単純なのですが、時間がかかるのが難点。CPU複数コア使ってくれないみたいなので、もっと全力を出してほしい所。

 

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合成後はこのようにだいたい全部にピントが合っています。ちょっと失敗してますけども。

 

深度合成に関する雑感

  • 「写真を大量に撮れば撮るほどきれいに合成できるはず!」と思ったのですが、実際はそうでもなく、むしろうまく合成できないことも。ほどほどが良さそうです。
  • 微動ハンドル回しすぎて壊れるんじゃないかと心配になる。