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顕微鏡写真ブログ

【透過・同軸落射・側射】顕微鏡の照明について解説

今回は、顕微鏡の照明について実際の撮影例とともに説明したいと思います。

なお、このブログを書いている人は浅学どころか、顕微鏡を買ってみただけの一般人です。あらかじめご了承くださいませ。

 

照明の種類

照明とは、観察対象を照らす光のことです。顕微鏡においては

  • 透過照明
  • 同軸落射照明
  • 側射照明

この3つがあります。

それぞれ実際の撮影例とともに、特長をご紹介します。

 

透過照明

観察対象の下から光をあてる方法です。よく知られている方法ですね。 

 

このような学校の授業で使ったような顕微鏡では、透過照明で観察することが多いと思います。

 

撮影例

ほうれん草の顕微鏡写真(透過照明) 

ほうれん草の顕微鏡写真です。透過照明だととても美しいですね。

透過照明だと光を通さないところが暗く写ります。ちょっとこの写真ではわかりにくいですが。

 

同軸落射照明

観察対象の真上から照明を当てる方法です。

光は対物レンズの中を通過して照射されます。その反射する光をとらえます。

 

撮影例

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光が跳ね返ってくる部分が白くなっているはずですが、このほうれん草は同軸落射照明での観察には向いてなさそうです。

対物レンズの中を通過するということで、仕組みが複雑&高価(20万円〜)になります。学習用顕微鏡ではほぼ付いていないと思います。 

 

側射照明

下からでも上からでもなく、横から光を当てるのが側射照明です。凹凸があるものに向いているとされます。

撮影例

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側射照明だと表面のデコボコがわかりやすく撮影できたようです。

 

このような専用の照明装置があるのですが、割と高いので入手できていません・・・

 

いまはこれを使って撮影しています。

低倍率の対物レンズであれば、レンズと対象物の間に十分な間隔があるため特に困っていません。40倍以上だとレンズが邪魔で光が当たりにくいと思います。

 

最後に

当サイトでの顕微鏡写真は、基本的に側射照明で撮影しています。

透過照明や同軸落射照明では観察対象の「色」が失われがちで、見た目があまりおもしろく無いんですね(モノによりますが)。

研究目的で撮影しているわけではないので、気軽に見て楽しめる写真を目指しています。