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顕微鏡写真ブログ

子供用の顕微鏡の選び方

ご覧いただきありがとうございます。

今回は「子供に適した顕微鏡を選び方」ということで、趣味レベルですが顕微鏡を3台購入した経験を交えてまとめてみます。

 

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以前撮影した食塩の顕微鏡写真。

 

 

対象読者

 

  • 子供にいろいろな興味を持ってほしくて顕微鏡を購入しようと思っている
  • 子ども自身は顕微鏡に特に興味があるわけではない(無いわけでもない)
  • 何を観察するかも決まっていない、子供の好奇心におまかせ
  • 顕微鏡について詳しいわけでもない

 

こんな感じでしょうか。私がそうだったのですけども。

要するに「子供の教育・成長になにか良いことがあったらいいな」という気持ちで顕微鏡を与えたいということですね。

目的が決まっていればそれに合わせた顕微鏡を買えばよいので・・・

  • 池の微生物を見たいなら生物顕微鏡
  • 身近なものを気軽に見たいなら実体顕微鏡
  • 光を通さない金属などを見たいなら金属顕微鏡

このような選び方になるのですが、何を観察したいかも不明な場合はどれにしようか?というお話です。

 

私が持っている顕微鏡 

  • 生物顕微鏡
  • 双眼実体顕微鏡
  • 金属顕微鏡

この3台を持っています。

 

生物顕微鏡

生物顕微鏡は学校などでよく見る顕微鏡ですね。 

こんなやつです。観察対象の下から光を当てる(透過照明)タイプですね。
高倍率の製品が多いです。

 

実体顕微鏡

双眼実体顕微鏡は倍率は低いものの視野が広く、観察がしやすいです。製品によりますが落射照明(上から光を当てる)と透過照明が利用できます。

 

 

 

金属顕微鏡

最後の金属顕微鏡、当ブログではこの顕微鏡で撮影した写真を掲載しています。

アマゾンにいい商品が見当たらなかったので、(自宅のを撮影しようと思ったのですが周りが散らかりすぎていて・・・)、レイマーさんのこちらがわかりやすいと思います。

 

www.wraymer.com

 

金属顕微鏡だと"同軸"落射照明といって、対物レンズの中を通過して真上から光を当てることができます。

 

この3台の使用経験をもとにこの記事を書いています。

 

結論

先に結論書いてしまいますが、"対象読者"にあてはまる方には実体顕微鏡をおすすめします。

 

おすすめ理由

すぐに使える

私が使った3種類の中では、実体顕微鏡が最も簡単に観察が始められます。顕微鏡に(現時点では)興味があまりない子供に与えるわけで、めんどくささは致命傷です。すぐに触らなくなってしまいます。

実体顕微鏡なのでプレパラートを用意する必要もありません(観察物によっては必要かもしれませんが)。

 

使いやすい

実体顕微鏡は倍率がそれほど高くありません。40倍ぐらいまでが多いと思います。なので

  • 観察対象を視野に入れやすい
  • ピント調整もしやすい

ということになります。

高倍率だと「あれ、どこいった?」ということがよくありますし、ピント調整も大変です。いいところをすぐに通り過ぎてしまいます。

あとはステージ(観察対象を置く場所)も広いものが多いので、ある程度大きいものも観察できます。

 

子供に対して「まずは使ってみてほしい、興味を持ってほしい」のであれば、出来るだけ簡単に使えることがマストです。

 

それほど高くない

子供に使わせるということは、「破損」 「汚損」 「紛失」の3セットが必ず付いてきますよね。でも自由に使わせたい。となるとあまり高価なものは抵抗があります。

「壊されても泣かない金額」は家庭によって異なると思いますが、実体顕微鏡は2〜3万円も出せば十分な性能の物が買えると思います。
もちろん安くはないのですけども、我が家の金属顕微鏡は30万ぐらいしたのでそれに比べれば。

 

その他、選ぶポイント

高倍率のほうが良いのではないか?

私も最初の顕微鏡を買うときには気にしていたんですが、低くても問題ないと考えます。
最初に買った生物顕微鏡は最大600倍でしたが、最大倍率は使いづらくて仕方ありませんでした。というか使い物にならない・・・。

前述の通り、観察したいポイントがどこだかわかりにくいし、ピント調整も粗動ハンドル(大まかなピント調整に利用、細かい調整は「微動ハンドル」で行う)しかない場合は非常に難しいです。

「まずはミクロの世界を知ってほしい」のであれば、低倍率で十分です。

 

 

まとめ

以上、「初めて子供に顕微鏡を与えるなら実体顕微鏡がおすすめ」というお話でした。

コロナで外にでかけにくい日がまだまだ続きそうです。家の中で新しい発見をしてみてはいかがでしょうか?